REPORT:サンチカンサロン vol.3 | 日々、ながれる

REPORT:サンチカンサロン vol.3

2020.01.29
FRPC

産地と産地が結びつき、1年間に何度も互いの産地を行き来して開催する『サンチカンサロン』。

はじめての試みである今年の連携先は、福岡県広川町(久留米産地)です。

 

広川町は、2015年からはじまった「ひろかわ新編集」という地方創生事業を皮切りに、外部との連携を活かした様々な取り組みを行っています。その内容については、サンチカンサロン第1回でプロデューサーである江副直樹さんと広川町の地域おこし協力隊である彌永裕子さんからお話をいただきました。

 

その後、11月に第2回を開催し、この度サンチカンサロン最終回となる第3回目を1月17日(金)に開催しました。

これまでは会場を富士吉田商工会議所としていましたが、今回は実験的にふじよしだ定住促進センターの事務所がある複合施設FUJIHIMUROの1室で開催することとなりました。

当日は50名を超える方々にご参加いただき、天井だけやたら高いギャラリー室が参加者でパンパンでした。

さて今回のメインゲストは、福岡県八女市を中心に活動するうなぎの寝床代表の白水高広さん(写真右)。

そして、サブゲストとして1回目にも来ていただいた江副直樹さん(写真中)、見届け人(本人は観光客と言い張る)として広川町役場の氷室健太郎さん(写真左)にも同席いただきました。

イベント前半は、白水さんからうなぎの寝床の事業について30分程度お話していただきました。事前打ち合わせの段階で、「最近色々話すことがあり過ぎて、何を話したらいいか分からないので、聞きたいこと聞いてください!」と言われ、心の声としては「じゃぁ全部話してぇ!!」と言いたかったのですが、イベント全体でも2時間しかない中で何に絞って紹介いただくかとても悩みました。最終的に「循環」というワードを仮のテーマとして設定し、それに関わる事業や考え方の一端を30分の中でご紹介いただきました。

食い入るように白水さんの話に耳を傾ける3人。左から、定住促進センターの赤松、ハタオリマチのハタ印プロデューサーの高須賀活良さん、装いの庭の藤枝大裕さん。この後この3人が後半戦として、前半30分の話を踏まえて白水さんに根掘り葉掘り聞く役目を担います。

白水さんのお話には、地域文化商社と称すうなぎの寝床が事業や地域(産地)に対してどう向き合っているのか、文化と経済の関係、”文化”の目利き、物の価値、情報の価値、コミュニケーションの在り方などなど、白水さん自身の考え方がまさに溢れ出た時間でした。

素晴らしい事業、思わず声が漏れる思考法、事前に白水さんのNoteや取材記事を読む中でインプットしていたものがパズルのようにハマっていく、気持ちの良い時間でした。

後半は、江副さんに進行役をお任せして、先ほどの3人が根掘り葉掘り聞いていきます。

3人それぞれに違う視点を持っているので色々な話に話題が派生していきましたが、それに対してしっかりボールを返してくれる白水さんはさすが。

 

印象的だったのは、やはり文化の捉え方と地域(産地)との向き合い方。

私たちがうっすらと心に抱いていながら、発することが出来ていなかった言葉・思いを、迷いなく発言されていました。気持ち良いくらいに。文化や地域というぼんやりしたものに寄りかからない姿に、お尻を叩かれた感覚でした。

 

私たち3人が一通り聞き終えたところで、参加者さんからいくつか質問が。

これから産地で働く若者が、真っ先に手を挙げてくれたことも嬉しかったことの1つです。

全体を通して、白水さんのNoteや取材記事を読んだりするだけでは分かりえなかった部分(行間)がそこにありました。

 

それは、白水さんの事業に対する沸騰し切らないちょうど良い熱量(きっと体内では沸騰している)、そして様々なものとの絶妙な距離感。この2つは、本当に見習うべきところだと痛感しました。

今回、仮テーマとして設定した循環というキーワード。モノやお金、情報を上手に循環させているうなぎの寝床、白水さんたちの”在り方”に重要なヒントがありました。

この2つが今回の最大の収穫となりました (私にとっての)。

 

サンチカンサロン全3回、無事に終了しました。

全体を通してのレポートはまた別途残したいと思います。

 

文/FRPC  赤松  写真/かえる舎  渡辺紀子

 

 

サンチカンサロン

主 催:サンチカンサロン
企 画:ふじよしだ定住促進センター・ハタオリマチのハタ印
問合せ:ふじよしだ定住促進センター(tel / 0555-73-9445 mail / contact@gogogo223.jp)

Back To Index
PAGETOP