【TSURU-ARTWORK 08】Photo Report 02 ライブ&展示編
9/28〈都留文科大学〉の学生が主催した展示企画『TSURU-ARTWORK』のようすをレポート。
写真展、イラスト展示、似顔絵、アコースティックライブ、
長野から学生起業した古着屋〈TRIANGLE〉や
富士吉田市の新世界通りで人気のレストラン〈かぎしっぽ〉さんからは、
サンドイッチや山梨100%のワインの出店、
そして、『おじヨガ』を主催する地域おこし協力隊の天野さんが、
南インドカレー〈カリアムドゥ〉から、タピオカやカレーをお届け!
そんな一日の様子を写真で紹介。
もっと学生のまっすぐな表現をこの場所でみたい。
その実直さと表現の幅の広さにグッとうるっときた
とってもいい一日でした。
〈都留文科大学〉のサークル『路上ライ部』の演奏。だれもかれも、同じでないオリジナルな曲調や選曲、もちろんオリジナルソングも提げての最高のライブでした。そして驚きは、「旧・製氷工場の響き」。アコースティックライブ、ぜったいもっとやった方がいいってくらい、建物が喜んでるような美しい鳴りを響かせる空間であることを実感(「日々、ながれる」編集部談)
「ただまっすぐに、人を笑顔にするために唄を歌ってるんだ」その実直な歌詞に心打たれた。そのよどみなき純真をずっと聴かせてほしいと、涙腺ゆるゆるなおじさんもいました(「日々、ながれる」編集部談)
「ずっと、ずっと君が好き。誰かの彼女になり腐っても」と〈天才バンド〉の名曲をシンプルなコードとアコギ一本でカバー。すーっとその声が心に染み渡るようなライブでした
写真展では、日々の何気ない風景にフォーカスした作品が並び、ほっこりするような毎日のこと、普通だけど特別な一日のことを切り取った写真に、涙腺ゆるんでるおじさんいました(「日々、ながれる」編集部談)
自然、森、宇宙….ありのままの世界が絵がれたイラスト作品たち
〈かぎしっぽ〉のサンドイッチや山梨100%のワインなどがずらり。おいしいごはんに舌鼓
ごめんなさい、撮り忘れました!させん!
〈カリアムドゥ〉さんの南カレーはお店で出している写真をパシャり。
タピオカチャイのスパイスとの相性も抜群
いや、写真ありました!〈カリアムドゥ〉さんのカレーを両手にパシャり。古着もゲットで、うれしはずかしな一枚のほほん。
デンマークから来た〈都留文化大学〉の留学生も参加。古着やライブ、似顔絵などなど、
それぞれの創作を愉しんでいました
富士山麓、山梨県富士吉田市。
戦後、機織りの街として栄えたこの街に、
富士山の泉を氷にかえて、全国へ届けていた旧製氷工場があります。その名も〈富士製氷〉。
この場所で2019年から新たにスタートしたのが、滞在型のアートギャラリー&サロン〈FUJIHIMURO〉です。
あらゆる世代が集い、交わり、次代をつくるアイデアの泉が生まれることを想い、
「いつかどこかで、泉になる」という願いを込めて、スタートした場。
まだまだ使い方は模索中。というのも、
「こういう使い方をしなくてはいけない」と建築が決めるのではなく、
その場所で、「どんな風に遊びたいか」「どんな企画を通して、人と人を、橋渡ししていくか」という
人と人の営みから生まれていく場の空気や、集まる人から生まれていく出来事を
大切にしたいと思っているからです。
ギャラリーやサロンと、ひとまずカテゴリーしていますが、
実際は、ギャラリーでもサロンでもない、
パブリックな公園っぽいし、はたまた学校みたいな学びもいっぱいある。
そんな場所でありたいと思っています。
それは言うなれば、なんでしょう?
いい言葉が見つかったら、ちゃんとカチッと言えるといいなと考えています。
(でも、カチッと言えちゃうことって、つまらないのかも?)
世代も、職種も、考え方や価値観もちがう人たちが、集い、
その場で起きている「EXHIBITION」「EVENT」 「WORKSHOP」「LIVE」などを
『いっしょに愉しむ時間=思い出』を積み重ねていけたらと思っています。
そして、この場所で、何かやってみたいという発想が生まれることが、
すべてのはじまりになります。
この場所で表現したアーティストが、世界をつなげるかもしれない。
青くさかった学生バンドが、世界中の人々の胸を打つ名曲を作るかもしれない。
親子とご近所さんが交われば、“遠い親戚よりも身近な友”じゃないですけど、
『街を豊かに暮らす広義の家族』になるかもしれません。
きっかけは、ふっとしたところに転がっているものです。
世界で活躍する作家やアーティストに、学生が将来の夢を見つけるかもしれない。
そんな若者の実直な姿に、大人は明るい未来をもっと信じようと思えるかもしれない。
前置きが長くなりましたが、
9月28日に、都留文科大学の学生サークル〈TSURU-ARTWORK〉主催で、
企画展を開催しました。
テーマは『HATAKE×TANE』。
いつか芽生える種を、この場所で植えていくこと。
そんな想いで、
写真展やライブ、海外留学で関係を築いてきたインドネシアの農村女性の作品、
似顔絵、イラスト、
そして県外からも、長野県立大学生3人組で、学生起業した古着屋〈TRIANGLE〉などの顔ぶれが揃いました。
都留文科大学在学中のデンマーク出身の留学生や、
ご近所さんや、似顔絵を目あえてにかけつけた地域のおかあさんたちなどなど。
あらゆる人が交わり、賑やかに一日になりました。
こんな風景をこれからもつくっていきたいですね。
そして、アパレルの展示会やミュージシャンのライブ、
プライベート映画祭や音楽スタジオとして使いたい!なんて声をかけてくれる人もいて、
これからどんな場所になるか、予想できないことが起きそうです。
それってなんかワクワクしませんか?
「どうなるか、わからない」
毎日が芸術ですから。この場所でいろんなことを教えあう、
言葉を交えずとも刺激を受け合う。
そんなことで、この場所から始まる物語を、愉しんでみたいということです。